世界でも有数の温泉資源に恵まれている日本は、昔から全国各地に特色ある温泉地が形成され、療養や保養環境、そして観光地として発展してきています。
しかし、近年温泉地も多くの課題を抱え、その根本的な在り方が問われているようです。
その対策の一つとして医科学的な裏付けをもとに、治療と健康増進のプログラムを提供するクアオルト(療養地・健康保養地)としてまちづくりを進めて来たドイツの取り組みがあります。
日本の伝統的な湯治文化を踏まえた上で、医学的な基盤と高品質な滞在環境を備えたクアオルトのノウハウを加味し、新しい温泉健康保養地を目指すという将来像について、山形県上山市をはじめ、青森市浅虫温泉などでの取り組みを中心にお話をして頂きます。
【日時】平成27年6月20日(土)15:00~16:45
【参加費】 1000円 当日受付でお支払下さい
【開催場所】 アピオあおもり イベントホール(青森県青森市中央3丁目17−1 TEL:017-732-1010)
【後援団体】 青森銀行・青森中央学院大学・青森商工会議所・あおもりクア(健康)ガイド協会
クアオルトとは、ドイツ語で、療養地・健康保養地を指し、温泉や海、気候、クナイプ式など4つの自然の治療薬で疾病を治癒、緩和、
予防する自然療法が医療保険の対象となっています。その治療する地域として整備された長期滞在型のクアオルトは、国が認定
しています。日本では、大分県由布市、山形県上山市が先進地で取り組んでいます。また、石川県珠洲市、青森県青森市、山形県
天童市、同県西川町でも、クアオルトの療養手法を活用して健康づくりのウォーキングに取り組んでいます。
【講師】 小関信行氏 (こせき のぶゆき)
博士(芸術工学) クアオルト研究室代表 日本クアオルト研究機構 事務局長
東北芸術工科大学大学院 博士課程修了
専門領域 ドイツのクアオルト学、気候療法/気候性地形療法、自治体の総合計画・健康保養地計画など公共政策等
日本で初のクアオルト学研究者 山形県上山市、天童市、西川町、大分県由布市、青森県青森市、石川県珠洲市ほか多数の地域で日本型クアオルトの形成や気候性地形療法の指導。ドイツ気候療法士資格。
著書 「療養・保養温泉地の環境計画に関する研究」(2009年、書肆犀)
「クアオルト 入門/気候療法・気候性地形療法 入門~ドイツから学ぶ温泉地再生のまちづくり~」
ミュンヒェン大学アンゲラ・シユー教授との共著(2012年、書肆犀)
東日本大震災を始め世界中で起きている災害や、戦争で苦しんでいる人々の為に、「平和の祈りを捧げるセレモニー」を行います。ヨガは本来「繋ぐ、結ぶ、統一する」という意味があります。6/21国際ヨガの日を記念して、あらゆる命が平和や健幸のエネルギーに包まれますよう願いましょう。 どなたの参加も歓迎。日本ヨガ連盟副理事長の龍村修氏が代表で唱えます。どうぞ皆様も世界平和の祈りをご一緒にご唱和ください。